ゼロからわかる賃貸経営

投資用の不動産を購入したり、親が物件を所有していた物件を相続した場合、あるいは転勤が決まって自宅を貸す場合など、物件を賃貸で貸すときには、不動産を管理してくれる賃貸管理会社が必要です。

ただ、不動産会社はどこも同じというわけではありません。

会社によって料金、業務内容・サービス、契約内容は様々ですし、何を基準に選べばよいのかもよくわからないと思います。

そこで、ここではあなたの大切な資産である建物をしっかり守ってくれる賃貸管理会社の選び方のポイントをまとめました。

ぜひ部屋を貸す際にはチェックをしてみてください。

そもそも賃貸管理会社って何してるの？

物件を貸すときには、不動産会社に依頼をしますが、そもそもどんなことをしているのでしょうか？

上記に記載させて頂いたように、賃貸管理会社はただ入居者を決めるだけではなく、借主が決まった後にもやることはたくさんあります。

これら一つ一つの仕事の質を見極めることで、良い賃貸管理会社かどうかを見抜くことができます。

賃貸管理会社の選び方

上記の業務内容の中から特に大切なのが「入居者募集業務」と「入居者からのトラブル・クレーム対応」です。

この２つのポイントをチェックして、良い管理会社を選びましょう。

①入居者募集業務

『空いている部屋を決める』

これはオーナーさんが最も気になることだと思います。

つまり、不動産会社としては力を入れないといけない所です。

この客付け能力がないと、いつまで立っても空室は解消されません。

賃貸管理会社によって、空室を埋めるまでの期間は異なります。

空室の状態が長期間に及んでしまうと、家賃収入が得られないだけでなく、物件自体のイメージダウンにもつながりかねません。

“物件情報の質を見極める”

今、部屋探しはインターネットでする方が多いので、まずは物件エリアでネット集客に強い会社を探します。

「○○（エリア）賃貸」で検索して上位に出てくる管理会社、自社のホームページや賃貸検索サイトで物件情報を詳しく載せている会社、写真の枚数を多くするなど載せ方を工夫している会社、物件紹介の言葉が上手な会社はネットでの集客に力を入れています。

また、店頭に貼ってある募集図面が綺麗かどうか、定期的に物件情報を入れ替えてあるかどうかを見ることでも、その会社の本気度がわかります。

②入居者からのトラブル・クレーム対応

いくら入居者を素早く決めて空室を埋めたとしても、出ていく人が多くては、稼働率は高くなりません。

入居者が快適に暮らしていける環境を整えてあげることができなければ、すぐに退去につながってしまいます。

そのため、入居者からトラブルやクレームの連絡があった時には素早くかつ的確に対応することが欠かせません。

実際にご自身がその店に連絡してみたときの対応やお店の雰囲気などをチェックしてみましょう。

また入居者専用の24時間365日対応のコールセンターがあると、更に良いでしょう。

良い賃貸管理会社を選びましょう！

良い賃貸経営は良い賃貸管理会社を見つけることから始まります。

せっかく物件を購入・保有していたとしても、賃貸管理がおろそかだと、満足に収入をあげることはできません。

あなたの物件のことをちゃんと考えてくれる最適な管理会社を選ぶようにしましょう。