ゼロからわかる賃貸経営

不動産投資で不動産を買った場合や転勤で自宅を貸す場合などには、あなたの不動産を管理してもらう賃貸管理会社が必要になります。

賃貸経営で利益を出そうとすれば、この管理会社が大切なパートナーとなるわけです。

管理会社の良し悪しで利益が安定して出るかが決まってくると言っても過言ではありません。

空室を作らないようにお客を集めて、入居者からお金を受け取るまでの業務を肩代わりしてくれる賃貸管理会社はどこがいいのでしょうか。

今回は、その管理会社選びのポイントを分かりやすく解説してきます。

管理会社選びの5つのポイント

それでは、一つずつ見ていきましょう！

①会社として信頼できるか？

第一のポイントとして、信頼できる会社なのかを見極めます。

会社の実績をしっかり把握することが大事です。

しっかりとした歴史があるのか、トラブルがない会社なのか、訴訟を起こされていないのかなどを調べます。

ネットで調べるのも一つの手ですが、他に不動産を任せている大家さんを探すと、より信用できる情報を手に入れる事ができます。

また、ホームページなどでしっかりと情報を提供しているかを確認して、丁寧で誠実な会社だけを残してあとは候補から外しましょう。

②リスクもしっかり説明してくれるか？

第二のポイントしては、空室リスクやその他のリスクをしっかり説明してくれるかということです。

利益やメリットばかり話す不動産会社は危険です。

不動産投資では決していい時ばかりではありません。

特に”賃貸経営”という目線で長くすることを考えると、良いときもあれば悪いときもあります。

苦しい時の備えをしてくれるパートナーの方が信頼できます。

いいことばかり語っている会社は苦しくなった時にどうなるか想像できません。

信頼関係を築くには、正直に良い面も悪い面も共有する必要があります。

③適時提案をしてくれるか？

第三のポイントとしては、あなたの不動産に関する提案をしてくれるかということです。

賃貸経営をしている上では、空室対策や収益改善・相続対策など様々な悩みや不安が出てきます。

なので、適時それらを解消するための最適な提案をしてくれる会社を選びましょう。

たとえば、空室が出ると決まった際には、借りる側の気持ちになって、リフォームが必要なのであればその提案をしっかりしてくれるといいです。

借り手が付きにくい状況を判断して、そうならないように事前に手を打つ提案をしてくれる会社であれば長い付き合いができます。

一般的な管理だけでなく、借り手が借りたいと思う物件にする提案はなかなか出てこないものです。

このような提案は借り手がつかなくなることを防ぎ、利益を確保するのに役に立ちます。

④連絡がマメであるか？

第四のポイントは連絡がマメであるということです。

管理を任せるからと言ってずっと何も連絡がないのではしっかり管理しているのかが分かりません。

入金の報告やトラブルの報告などの折を見て連絡を取れる管理会社は良いです。

世間話をする程度の連絡でもいいので、ちゃんと連絡を取り合う関係を築けると良好な関係を維持できるでしょう。

また、何か分からないことや不安なことがある場合には、ただ待っているだけではなく、あなた自らから連絡することも大切です。

⑤地域に密着しているか？

第五のポイントは地域に密着して営業しているかということです。

不動産というのは、売買だけでなく、賃貸においても、場所によって価格や入居者ニーズ、物件の空室状況などが大きく変わります。

そのため、いかにその物件のある地域について、熟知しているかが重要となります。

ただ「大手だから何となく安心」という理由で選ぶのではなく、あなたの物件がある地域について、ちゃんと精通しているのかどうか確認をしましょう。

管理会社選びはじっくり慎重に！

これらをすべて満たす賃貸管理会社を見つけることは難しいと思うかもしれませんが、根気よく探すことをお勧めします。

管理会社次第で、あなたの賃貸経営から生まれる利益が確保し続けるかどうかが決まります。

その大事なパートナ－はじっくり決めて損はありません。

なかなか決まらないからと言って焦る必要はありません。

契約してから困るよりはしっかり調べることが大事なのです。

分からなくなったら、足を運んで実際に話をしてみるといいでしょう。

賃貸経営をしている大家さんは、是非しっかりとした管理会社選びをするようにしましょう。