最近の入居者は人気の設備は何?人気設備ランキングTOP10を発表!

最近の入居者に人気の設備は何?人気設備ランキングTOP10を発表!

賃貸経営には常にリスクがあり、最も心配されるのは空室リスクではないでしょうか。

では、空室ばかりにならない物件にはどのような特徴があるのでしょうか。

今回は、最近の入居者が物件に求める設備はどういうものなのか、という観点からご紹介していきます。

満室経営を維持するためには、最新の入居者ニーズを常に把握しておくことが重要です。


人気設備ランキングTOP10を発表!

全国賃貸住宅新聞社では、毎年「入居者に人気の設備ランキング」を発表しています。

このランキングは、全国の不動産管理会社数百社を対象に「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても決まるTOP10」と「この設備が無ければ入居が決まらないTOP10」を独自に調査・集計し、ランキング形式で発表しているものです。

最新の2018年版の結果でこのような結果となっています!

※全国賃貸住宅新聞抜粋
「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても決まるTOP10」


1位はインターネット無料!

「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても決まるTOP10」の単身者向け・ファミリー向けの1位は共通して、無料のインターネット環境でした。

インターネットは、もはやあらゆる世代のライフスタイルに欠かせないインフラ設備です。

物件にインターネットの設備がなく、入居者が自分で回線を引くことになると、回線工事の初期費用や月々の通信費を入居者自身が負担することになります。

この負担を考えると、無料のインターネット回線がある部屋は、入居者にとってお得感を感じられて魅力となります。

入居者へのさらなる利便性を考えると、無料のインターネット回線に加えて、Wi-Fi設備があると便利です。

インターネット回線がすでに引かれている場合、入居者自身がWi-Fiルーターを購入すれば使用することもできますが、物件にすでにWi-Fi設備が完備されていれば、入居者にとってさらに付加価値は高まると言えるでしょう。


依然として人気のセキュリティ設備!

昨今の社会情勢を反映して、入居者の防犯に対する意識は高くなっており、セキュリティ関連設備が充実した物件の人気が高くなっています。

なかでもエントランスのオートロックは、単身者、とりわけ一人暮らしの女性にとって安心できるものなので、今ではマンションに当たり前に設置されたセキュリティ設備だと言えます。

また、大家さんが出来る防犯対策としては、防犯カメラの設置やモニター付インターホンの設置などは安価で出来るセキュリティ対策となります。



近年一気に必要性を増した宅配ボックス!

上記以外に人気を集めている設備のひとつが宅配ボックスです。

やはり、ネットショッピングでさまざまな商品を購入できる現代では、ニーズが高まっています。

特に不在の時間が多い入居者にとっては、大きなアピールポイントとなります。

さらに、近年の新築マンションでは、オートロック機能と宅配ボックス機能が連動している設備も増加しています。

帰宅時にエントランスに設置されているオートロック操作盤にセンサー内蔵の住戸の鍵をタッチすると、オートロックの扉が開くだけでなく、宅配ボックスに荷物が預けられているというお知らせ表示が出るのです。


絶対に必要な設備は何か?

※全国賃貸住宅新聞抜粋
「この設備が無ければ入居が決まらないTOP10」

「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても決まる」では、比較的新しい設備が多かったのに対し、「この設備がなければ入居が決まらない」ランキングも発表されています。

こちらのランキングは、言い換えれば、絶対必要な設備とも考えられます。

こちらでは、室内洗濯機置き場や独立洗面化粧台、洗浄機能付便座、TVモニター付きインターホンなどが上位を占めています。

時代の変化とともに絶対的に設備も様変わりし、今では、前述の設備が当たり前になってきています。

今の賃貸住宅の入居者は、より豊かな住生活環境を求めています。


好循環の賃貸経営を目指すなら設備のブラッシュアップは必須です!

ご存知の通り、今の賃貸市場は”大空室時代”です。

物件の数が少なく、大家さんの立場が強かった昔の賃貸経営では、新しい設備の導入まで考えなくても大丈夫でした。

つまり、原状回復工事の際も、まさに”元に戻す”だけという最低限の工事だけして、次の入居者を募集するという形でも問題はありませんでした。

しかし今はもう、部屋を”貸してあげてる”時代から、”借りてもらう”時代に変化してきています。

「なるべくお金はかけたくない」という大家さんの気持ちは分かりますが、物件供給が過剰となっている現代では、いかに入居者に気に入ってもらえる物件にするかを考える必要があります。

設備などのシステムや各種アイテムが日々進化していることで、入居者の志向も日々変わっています。

空室が多く発生して、収支がマイナスになってしまわないために、入居者にとって利便性の高い最新の設備を把握しておきましょう。

そして、入居者目線に立ち、住んでみたいと思わるような魅力を付与していくことが重要となります。

高収益で好循環の賃貸経営を目指していきましょう。

私の会社も80年続く不動産屋なので、「面倒なことはしたくない」「何をしたらいいか分からない」という、昔ながらの大家さんの気持ちもよく分かります。
しかし、昔とは状況が変わってきているというのは、よく理解して頂ければと思います。

 
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