前回は「ちゃんと清掃してますか?」という記事を書きました。
お部屋に空室があり、なかなか決まらないときは、案外単純な事が原因かもしれません。
今回は意外と見落としがちな照明についてご説明します。
内見する時間は明るいときとは限らない
お部屋を内見するときに、日当りが良い物件で、日中の時間であれば、そこまで問題にならないかもしれませんが、必ずしもその2つの条件が揃っているとは限りません。
特に内見する時間というのはお客様によってマチマチで、日が沈んできた夕方頃に見に行くこともよくあります。
そのときに部屋に照明がないと、懐中電灯やスマートフォンのライトを使用して内見をすることになります。
そんな状態で、お客様は部屋を決めるかどうかの大事な判断を行うことになります。
明るい状態で見るのと暗い状態で見るのとでは、お客様に与える印象がだいぶ変わってしまいます。
また、もしリフォームやリノベーションをして、綺麗な状態で、かつ設備が充実していたとしても、長時間じっくりと室内を見ることが出来ないので、せっかく費用をかけたとしてもちゃんと見てもらえず、意味のないものとなってしまうかもしれません。
こういったことを踏まえ、しっかりと各部屋に照明が設置されていれば、内見もゆっくりしてもらえ、印象も良くなりますので、空室の減少に役立ちます。
では、どんな照明がいいの?
室内の照明にそこまでこだわる必要はありませんが、シーリングライトがオススメです。
シーリングライトのような薄型の照明は部屋を広く見せることが出来ます。
またLEDの照明にすると、より喜ばれます。
部屋の雰囲気に合った照明を選ぶようにしましょう。
ただ、あまり高い費用をかけて照明を設置したとしても、費用対効果はよくないので、数千円程度で購入出来るものが良いでしょう。
共用部分の照明もしっかり気を付ける
室内だけでなく、室外の共用廊下や階段に設置してある共用灯にもしっかり気を付けてください。
共用灯の蛍光灯が切れている状態ですと、内見時に管理がしっかりと出来ていない物件と判断されてしまいますので、特に空室があるときには前もって蛍光灯を交換すると良いかもしれません。
なお、共用灯の色がチグハグだと統一感がなく見えてしまいますので、出来れば色は合わせた方が良い印象を与えられます。
◎まとめ
室内の照明や共用灯をおろそかにしてしまっている管理会社や大家さんは結構多いです。
「空室がなかなか決まらない」「入居者が早期に退去してしまう」という場合には、案外見落としがちな所が原因となっているかもしれません。
そのときに、どこが原因になっているのか、もう一度しっかりと考えてみると良いかもしれません。
また、そういったことをちゃんとアドバイスしてくれる管理会社を選ぶようにしましょう。
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